「ヘイル、シーザー」なんてちっとも面白くなかった
ヘイル、シーザーの感想とかネタバレとか
ジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督の新作ということで楽しみにしてました。が、ぜんぜん面白くなかった。
時代背景とかいろいろあって、そういうのは調べればあちこちに書かれていることなのでいいんだけど、なんだろうなこの感じは。すっとぼけた感、肩透かし食らったような感をどうにも楽しめなかった。このあたりで笑えるなら十分楽しめる映画なんだろうけど。あっさり逃げ出すあたりとか。
また主人公を多角的な視点から描いていることもあって、全体的に散漫な印象があった。
ただ、映画界のことをメタ的に描いたこの作品からは、映画へのコーエン兄弟の愛を感じずにはいられない。
スカーレット・ヨハンソンについて
スカーレット・ヨハンソンのパフォーマンスのシーンはすごくよかった。いまならCGで違和感なくきれいな映像になるんだろうけど、劇中の時代設定が1950年頃だから、当時の映像っぽさがあって新鮮だった。逆に臨場感が出ていたというか。
突然のミュージカル
突然ミュージカルが始まる。これがけっこうおもしろかったな。 チャニング・テイタムのドヤ顔というか顔芸というか、それがなかなかいい。
そぼくな疑問だが、あの身代金10万ドルは、いまだといくらくらいに相当するんだろう。海に沈みゆく10万ドルを目の前に、誰一人それを回収しようとしないのは、たいした金額ではないのかな。 あのシーンはどちらかというと海に取り残される脚本家たちこそが笑いの対象なんだろうな。
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