毎日が楽しくなりますようにと願うブログ

おもに映画のことをあれこれ書いてます。ネタバレも含みます。

ミュージアムを見てきたのでその感想とか考察とか

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映画「ミュージアム」のネタバレを含みます。 ちなみに原作は読んでいません。

ミュージアムのラストについて

あんな演出をする必要があったのだろうかと疑問に思う。胸糞悪すぎる。

早苗の心のなかの悪意についての考察

ラスト近く霧島早苗が全身包帯ぐるぐる巻きみたいない状態で入院する病室に、「ご家族の方です」と現れたのが沢村に霧島早苗のカルテを渡した女医の橘幹絵である。幹絵は早苗に言う。「あなたのアレルギーは心因性のもの。あなたの中にある悪意と向き合わないと治らない」といった内容のことを。

この幹絵と早苗はたぶん双子。名前と劇中で少しだけ映る幼少期の映像から早苗はたぶん女の子として育てられたと思う。それが強いストレスになっていておそらく幼少期から光線過敏症を発症していた。

早苗と幹絵の両親は殺害された。しかもそれは猟奇的なもので遺体をコマ切れにされるという異様な殺されかただった。その遺体の前に早苗と幹絵はいた。未解決事件となっているこの事件、おそらく犯人は早苗。幹絵もそのことを知っている。

将太に悪意は植え付けられたのかの考察

将太にとってトラウマになりそうなできごとはたくさんあったが(特に後半)、心因性によるものとおもわれる光線過敏症を発するほどのグロテスクさに晒されたようにはおもえなかった。それよりも疑問におもったのが全編をとおして将太が母親にあまりなついているようにみえなかったこと。

だとするともしかしたらそもそもこの家庭はこんな事件が起こる前からなにかおかしなことがあったのじゃないだろうか。将太を思う母親が父親のいないところで父親の陰口を言い続けているとか。早苗はそのことを監視カメラから把握していて、父親のしごとに理解を示さない母親に対してお仕事見学の刑をおもいついたのではないか。

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とういうのはただの妄想だけど。

ミュージアムの原作

原作は漫画ですけど割りと短めなので読みやすそう。

新装版 ミュージアム 完本(上) (KCデラックス ヤングマガジン)